改ざんの再発と恒久対策
一度は復旧したものの改ざんの再発が心配な運営者向けに、公開側の動的処理を取り除き、公開側を狙う侵入経路を減らすWordPress静的移行を提供します。
こんな方に
- 復旧したあとに同じサイトで改ざんが再び起きた経験があり、いまは復旧が済んでいる運営者
- 復旧は完了したものの、また同じことが起きないか不安を抱えたままの担当者
- 復旧時に提案された再発防止策を、予算の都合で見送っていた担当者
解決する課題
復旧作業で消せるのは、そのとき見つかった不正ファイルと侵入経路だけです。閲覧のたびにプログラムを動かす構成が公開側に残っている限り、新しい脆弱性が公開されれば同じ仕組みを足がかりに再び侵入され得ます。費用の面でも、緊急対応は1回あたり150,000円〜(初期調査50,000円+復旧実対応100,000円〜)で、2回繰り返せば300,000円〜です。一方、緊急対応をご依頼いただいた方の静的移行はセットプラン適用後150,000円〜となり、緊急対応1回分と同額になります。
復旧は「いま出ている被害」しか消せない
不正ファイルの除去と侵入経路の封じ込めは、その時点の被害への対処です。公開側でプログラムが動く構成そのものは変わらないため、次の脆弱性が公開されれば再び侵入され得ます。
再発のたびに繰り返す復旧費
被害が再発すれば、初期調査50,000円と復旧実対応100,000円〜を都度支払うことになります。加えて、復旧が終わるまでのサイト停止による機会損失も毎回発生します。
時間が経つほど失われる調査データの流用余地
前回の復旧から時間が経つほどテーマやプラグインの構成が変わり、当時の調査データを移行時の現状監査に流用できなくなります。流用できなくなると、移行の初期費用を抑える余地もなくなります。
なぜ消しても再発するのか
動的WordPressは、アクセスのたびに公開サーバー上でPHP(Webサイトを動かすプログラムの処理系)を実行し、DBに接続してHTMLを生成します。侵入の足がかりになるのはこの実行部分です。復旧作業は侵入の痕跡と経路を塞ぎますが、実行部分は公開側に残ります。編集用のWordPressを非公開環境に移し、公開サーバーには生成済みの静的HTMLだけを置く「ハイブリッド静的移行」を行うと、そもそも実行されるプログラムが公開側になくなり、公開側のWordPressやPHPの実行を直接狙う侵入は成立しなくなります(編集側の権限やホスティング設定を狙う経路は別に残ります)。
| 前回の復旧で解決したこと | 残っているリスク | 静的移行で変わること |
|---|---|---|
| 不正ファイルと改ざんの除去 | 同種の脆弱性が新たに公開されれば、再び侵入され得る | 公開側からプログラム実行がなくなり、公開側を直接狙う侵入が成立しなくなる |
| 侵入経路の封じ込め | 封じたのは当時の経路。動的な構成である限り追従は続く | 公開側の脆弱性に緊急で追従する作業がなくなる |
| 復旧時の調査データの蓄積 | 時間が経つほど構成が変わり、データの価値が下がる | 調査データを現状監査に流用でき、監査の工程を短縮できる |
提供内容
管理画面での使い慣れた編集機能は残したまま、公開側のみを静的HTML配信へ変更します。過去に緊急対応をご依頼いただいている場合は、そのときの調査データを現状監査に流用します。
- 1
静的移行現状監査
現行構成と動的機能を棚卸しし、静的移行の可否と制約を整理します。過去の復旧記録がある場合は、その調査データを流用して工程を短縮します。
- 2
ハイブリッド静的移行
管理画面での更新運用は残したまま、公開側を静的HTML(事前に生成済みのページファイル)へ切り替えます。
- 3
動的機能の代替設計
フォームや検索などをSaaSやAPI連携で補完します。
- 4
更新フローの引き継ぎ
移行後に記事を更新してから公開されるまでの流れをお伝えします。
対象外
- 会員制サイトやECサイトなど、閲覧者ごとに表示内容が変わる機能が中心のサイトは、WordPress静的移行では対応できないことがあります(この場合は中小規模Webシステムリプレースをご案内します)。
- 現在も改ざんが進行中の場合は、先に緊急対応での切り分けと復旧が必要です。静的移行は復旧完了後に着手します。
- 静的移行後も、非公開環境に残る編集用WordPressの更新とアクセス制限の管理は必要です(インターネットから直接攻撃を受ける公開側とは、対策の緊急度が変わります)。
- 前回の対応から構成が大きく変わっている場合は、調査データの流用ができず通常の現状監査が必要になることがあります。
納期目安
- 着手まで
- 静的移行現状監査は日程調整のうえ着手します
- 完了目安
- 移行完了の目安は2〜6週間(ページ数と動的機能の数で変動します。監査後に確定日程を提示します)
基本費用と変動要因
記載の金額は下限です。見積の変動要因を確認したうえで、着手前に確定見積を提示します。承諾なしに追加費用は発生しません。
当方に緊急対応をご依頼いただいた方は「緊急対応+静的移行セットプラン」の対象です。前回の初期調査データを現状監査に流用できるため、基本費用から50,000円(初期調査費と同額)を割引します。
保守コストと移行費用を並べて見る
- いまの保守コスト
- 月次の保守作業(プラグインの更新、バックアップの確認、更新後の表示確認)にかかる時間 × 時給換算 × 12ヶ月が、年間の保守コストになります。
- 移行費用の回収
- WordPress静的移行(200,000円〜)÷ 移行後に減る月次コスト = 回収までの月数です。
- 事故が起きたときの費用
- 改ざんの復旧にかかるのは、初期調査と切り分け(50,000円)、および復旧実対応(100,000円〜)です。停止している間の売上と、復旧後の説明にかかる手間は、別に生じます。
- 移行後に無くなるリスク
- 公開サーバーにWordPressのPHPとDBを置かないため、公開側のリモートコード実行、SQLインジェクション、管理画面への総当たりは成立しなくなります。編集側の防御は別に必要です。
金額は当方の価格下限です。保守にかかっている時間は運用ごとに違うため、こちらでは想定しません。現状監査で実際の工数を洗い出します。
問い合わせ後の流れ
受付から完了までを時系列で可視化します。承諾なしに追加費用は発生しません。
- 1随時
問い合わせ受付
サイトURLと、これまでの被害と復旧の経緯をお送りください。
- 2受付後
折り返しと記録の確認
現在の構成を確認し、過去の調査データを流用できるかを判断します。
- 3着手から1〜2週間
静的移行現状監査
動的機能の棚卸しと移行方針の設計を行います。
- 4監査完了後
移行方針と確定見積の提示
移行範囲、工程、費用を確定し、ご承諾後に着手します。
- 52〜6週間を目安
段階移行の実施と完了後のサポート
管理画面の運用を止めずに段階的に切り替え、完了後の運用を整備します。
改ざんの再発と恒久対策のご相談
一度は復旧したものの改ざんの再発が心配な運営者向けに、公開側の動的処理を取り除き、公開側を狙う侵入経路を減らすWordPress静的移行を提供します。技術情報が揃っていなくても送信できます。内容を確認のうえ、当方からご連絡します。